担当:M1 中田裕貴
次世代ガン治療法であるホウ素中性子補足療法の治療時間短縮に向けて、医療用水素負イオン源における水素負イオン生成量増大が要求されている。医療用水素負イオン源ではフィラメントから放出された電子が装置内の水素と衝突して、体積生成と呼ばれる過程を経て水素負イオンが生成される。本研究の目的は負イオン源の運転パラメーターが水素負イオン生成に与える影響を理解し、水素負イオン生成量の増大に貢献することである。研究方法としては電子の動きを三次元電子輸送モデルKEIO-MARCを用いてシミュレーション計算をしている。